京都橘大学 大場教授
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クレスコ・ネクシオ女性社員
スペシャル対談
クレスコ・ネクシオでは、社員一人一人が輝きながら働ける環境実現のために、活動を進めています。
その一つが「女性活躍推進」のための活動。
女性が働きやすい環境をつくるためにはどのようにしたらいいのでしょうか。
社員のリアルな声を聞くために、「女性のライフイベントとキャリアを考える集い」を開催。
京都橘大学の大場教授をゲストに迎え、意見交換を行いました。
京都橘大学
工学部情報工学科教授
大場みち子先生
1982年に株式会社日立製作所に入社し、知識工学応用システムの研究、ミドルウェアの開発、ビジネスシステムの開拓等に従事。2001年には大阪大学大学院より博士(工学)を取得。公立はこだて未来大学教授を経て現職。
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2025年新卒入社
Embedded Solutions
DepartmentF.Kさん
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2025年新卒入社
Financial Solutions
DepartmentC.Mさん
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2024年中途入社
Financial Solutions
DepartmentR.Yさん
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2023年新卒入社
Financial Solutions
DepartmentR.Hさん
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2023年中途入社
Business
Preachers本部A.Mさん
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ファシリテーター
H.Oさん
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ファシリテーター
K.Kさん
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女性社員の就活の軸は
「やりがい」に加え
「働きやすさ」「福利厚生」
を重視- 大場先生
- ここ数年、IT企業では女性が働きやすい環境が整備されつつあり、積極的に女性を採用する企業が増えてきましたよね。
- H.Oさん
- そうですね。ただ、増えてはいるものの、他の業界に比べてまだまだ少ないのが現状。みなさんが就活で企業を選んだ際に、女性社員の比率は意識しましたか? どういった観点で企業を選んでいたか教えてください。
- R.Hさん
- 女性社員の比率をあまり意識は、していませんでした。それよりも、やりたいことができるかどうか、という観点で選んでいました。
- A.Mさん
- 私は比率ではなく、女性に対しての福利厚生の内容を重視していました。将来のライフステージのことを考えると、産休や育休制度が充実している企業が、長く働けそうだと思ったからです。
- F.Kさん
- 私も同じ意見です。鉄道系などのインフラに関わる仕事がしたかったので、それにマッチするかどうかは大前提として、福利厚生が充実している企業を、優先して会社選びをしていました。
- R.Yさん
- 私はワークライフバランスを保てるかどうか。仕事も私生活も充実させたかったので、休みがしっかり確保できて、どちらも楽しめる環境が保たれている企業をリサーチしていました。
- 大場先生
- 福利厚生の制度が整っているかどうかは、会社がどれだけ社員を大事にしているかの指標にもなりますね。
- C.Mさん
- 私は「未経験可」が大前提。文系出身ですが、IT系の仕事に就きたくて。でもIT企業は理系の採用が多いイメージだったので、「未経験可」であることは重要でした。
- 大場先生
- 文系からの採用が増えれば、女性社員もきっと増えるでしょうね。そうすると、就職後にどういった教育が受けられるかどうか、が大切になってきます。他社の話になりますが、私が若い頃は、男女で研修制度のカリキュラムが違ったんですよ。
- C.Mさん
- そうですか! 今では考えられませんね。
- 大場先生
- 就職後の研修制度が充実していれば、未経験で入社したとしても安心。ダイバーシティ教育なんていうものも、あって然るべきですよね。
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文系の採用や
デザイン業務を設けることで
女性社員の入社が増えるのでは- C.Mさん
- 確かに、「未経験可」に絞って就活をしていたので、就職後の研修制度については、重視していました。
- 大場先生
- AIでプログラミングができる時代だから、むしろこれからは、文系の方が得意とする、マネジメント能力やコミュニケーション能力が大事になってくるかもしれません。
- K.Kさん
- IT系でも、BtoC向けのサービスを提供している企業は、女性が多いイメージですよね。
- H.Oさん
- UXデザインのように、ユーザーが直接使う部分を設計するような分野は、女性の方が得意かもしれません。
- 大場先生
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クレスコ・ネクシオでもデザイン業務を設けてみるのも一案ですね。UXデザインもそうですけど、プレゼン資料ひとつ作るにしても、デザインセンスが必要になりますし。
デザインの領域は今すごく広がりを見せていて、システム開発でも必要な要素になっています。ですから、デザインの部署としてこじんまりさせるのではなく、システム開発のプロジェクトに参加してもらえば、より活躍の場が広がるかもしれません。 - R.Kさん
- デザイン業務をつくる流れで、既存社員にもデザイン研修があったら嬉しいです!
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女性比率が少ないぶん
より手厚いサポートが必要- H.Oさん
- とはいえ、クレスコ・ネクシオの女性社員の比率は10%程度。みなさんが配属された部署では、女性はどのくらいいますか?
- R.Hさん
- 私の部署だけでいうと少ないですが、協力会社や関連会社は割と女性が多くて、IT企業にしては多い方だと思います。
- A.Mさん
- 私は総務人事部なので、他部署に比べると多い方。でも、まわりを見渡すと、男性が圧倒的に多いので、もっと女性が増えればいいな、とは思っています。
- F.Kさん
- 私の部署は、女性は一人だけ。でも、男女関係なく同じ仕事をさせもらっているので、それはそれでありがたいというか。仕事の面だけで言うと、女性が少ないことがデメリットだと感じたことはありません。
- K.Kさん
- F.Kさんにとって、働きやすい環境が整っているのですね。
- F.Kさん
- でも、女性社員の比率が上がれば、もっと働きやすくなるとは思います。やっぱり、女性同士だから話しやすいことって、たくさんありますし。
- A.Mさん
- それはあります。 女性同士となると、相談しやすくなりますね。近くにいるだけで心強いです。
- 大場先生
- 女性は、結婚、出産、介護など、ライフステージによって生活が大きく変化しますから、何かあったときに相談できる人がいるかどうか、会社のサポート体制が充実しているかどうかは、働きやすさにもつながりますね。
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女性社員同士で
相談やアドバイスができる
交流の場づくりを希望!- H.Oさん
- どうしたらもっと働きやすくなると思いますか?
- A.Mさん
- 女性が10%程度だったとしても、定期的に顔を合わせる機会があれば、意見交換ができますね。もっと、若手の悩みを聞いてあげられるんじゃないかなって思います。
- R.Yさん
- 1年に1、2回の会社の大きなイベントじゃなくて、女性同士が気軽に集まれるような、女子会や食事会の開催を希望します!
- F.Kさん
- 同期会はたまに開催するけど、女性社員がみんなで集まれるような、そういった機会がもっと増えるといいですよね。
- A.Mさん
- 食事会を開催したときに、会社から会食費のサポートがあれば、若手も参加しやすいと思います。
- H.Oさん
- 私が就職したときは男性ばかりの環境が当たり前だったけれど、最近女性と働く機会が増えて感じるのは、すごく居心地がいい! 簡単にわかりあえるんだなって、今さら気づきました(笑)。だから、食事会は大賛成!
- C.Mさん
- 働くうえで、不安になることはきっとたくさんあるから、会う機会がもっと増えると安心です。
- 大場先生
- そういった施策は会社側としても作りやすいし、働き方改革としても、即効性がありますね。
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女性社員の比率アップで
コミュニケーションが活発に
なると予測!- H.Oさん
- 女性社員の比率が25%まで上がったら、今の環境からどう変わると思いますか?
- A.Mさん
- 相談や報告がしやすくなるから、コミュニケーションは活発になりますね。
- R.Hさん
- あのコスメよかったよね、とか雑談もできて楽しそう。仕事とは関係ないけれど(笑)。
- 大場先生
- 直接仕事とは関係ないかもしれませんが、意外とそういった雑談からアイデアが生まれることもあるんですよね。
- K.Kさん
- 言葉にすることで、気づくことって意外と多いですよね。自分自身がそうなんですけど、言葉で相手に伝えることで、納得したり確認したりしています。
- H.Oさん
- 私のイメージですけど、女性は保身を図らないというか。だから、思いついたことをすぐに言葉にできるし、アイデアもどんどん提案する。
- 大場先生
- 確かにそうですね。意見やアイデアが活発に飛び交う環境は、未来を切り拓く原動力となります。みなさんの挑戦に期待しています。